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New Middle East Map

Posted by hirotoshi on 30.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
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革命と独裁のアラブ
佐々木良昭著

先週発売されたばかりで、昨今の『中東の春』についても触れている。

まだ始めしか読んでいないけど、始めからなかなかインパクトがある。

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これは冒頭に登場する“New Middle East Map”。

2006年、アメリカの退役将校ラルフ・ピーターズ中佐により発表された論文『ブラッド・ボーダーズ』に掲載されている。

なぜこのような地図を発表したのか。

話は簡単。

1800年代後半、中東はオスマン帝国により支配されていた。
しかし第一次世界大戦に敗れオスマン帝国は解体、戦勝国のイギリス、フランスにより新しい国境がひかれた。

その国境が問題。

民族や宗教、宗派分布を配慮せず引いたため、後に次々と問題が発生。
しかしこれはわざと問題を起こし、その解決に介入して中東に影響力を残したい、というイギリス、フランスの狙いもあるという。

その狙いは的中したけどパレスチナ・イスラエル問題でイギリス、フランスは早々にあきらめ、
その解決を国連に委ねてしまった。

21世紀に入るとイラクを皮切りに、スンニVSシーアの宗派紛争やクルド人をめぐる民族紛争が一気に表面化した。

もう手に負えない。

そこで登場するのがアメリカが考えた“New Middle East Map”。
地域の民族、宗教、宗派の分布状況をベースに国境線を引き、
住み分けさせれば問題は解決し、紛争やテロは収まるだろうと考えた。

じゃあどうやって新しい国境を引くか。

新しい国境を引くためには一度現状を壊し、自らの手で新たな国境を引かせるしかない。
そのためには内乱を起こす、つまり現在進行している『アラブの春』そんな状況をアメリカは作りだした
と筆者は述べている。

事実かどうかは別としても、その指摘はなるほどなと思ってしまう。


しかしこの地図、なんかおかしい。

民族や宗教、宗派に配慮した国境線引きは確かに中東の安定化に効果はあるのかもしれないけど、
アメリカ人が作ったこの地図、さすがアメリカ・・・というかイスラエルは残ったままになっている。
中東の安定化のためにイスラエルが無くなる、という選択肢はないのか。
ここが一番の火種なのに。

もちろんイスラエルを存続させ、中東で共存するという方法もあるけど
現状でアラブ人が受け入れる・・・とは到底思えない。

りんご娘。

Posted by hirotoshi on 27.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
八甲田丸フェスタ以来、りんご娘が気になる。

名前は昔から知っていたけど、何をしているんだか全く知らなかった。
どちらかと、どうせアイドルの真似事だろうと、とバカにしていた。

しかしそれが恥ずかしい思えるほどりんご娘、それを支える人たちは頑張っている。

りんご娘の仕掛け人は弘前の樋川車輌の社長さん。
「若い人が楽しむ場がなく、地域に元気がない。ならば若い人が楽しみ、地域にも良い影響を与えられることをしたい」
という思いを胸に、弘前アクターズスクールプロジェクトを立ち上げ、
その中から地元活性化アイドルとしてりんご娘を誕生させた。

当初は白い目で見られたりもしたそうだけど、今では地元のイベントに引っ張りだこ。

さくら祭りやねぶた祭りのような大きなイベントだけではなく宴会から施設の慰問までその幅は広い。

最近ではテレビでも見る機会も増えた。
テレビで見るりんご娘は津軽弁まるだしで、二言目には「青森の良さを伝えたい。」と口にする。
最新曲『TRAIN』は新青森駅開業、はやぶさデビューを記念して作ったようで、曲も歌詞もなかなかいい。
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とても地元愛にあふれており、社長や周りの人に暖かく育てられてるんだな、と思う。

若いけどエネルギーに満ち溢れている。

学ぶべきところは多い。

世界の車窓から~シリア編~発売!

Posted by hirotoshi on 22.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
シリア情勢になかなか変化が見られない。

7月10日には「シリア国民大討論会」が開催されたけど結局それも不発に終わったようで相変わらずデモは続く。
在シリアフランス大使、アメリカ大使がハマのデモを視察したことを受け、新政府派が大使館、大使公邸を襲撃した。
アメリカ、フランス政府はシリアが保護義務を怠ったと非難している。

もうなんかすべてアメリカ、フランスの計算に思えてしまう。
そんなの予測ずみでシリアを攻撃するきっかけが欲しいのではないかと。

一向に状況が変わらない理由の一つに、
反政府側が「自由」「政府打倒」を叫ぶのみで、政権打倒後のビジョンがない
ということが指摘されているけど、反政府側でもそのビジョンづくりが始まっている。
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その一つが7月16日、17日に開催された「シリア国民救済大会」と銘打った反体制勢力の会合。
国内外の活動家がダマスカス、トルコのイスタンブールに集まり、アサド政権打倒と民主制への移行のための戦略が議論された。

しかし反政府内でも意見は対立しているらしく、何らかの成果を生むのはまだ先のこと。

そういえば去年放送された「世界の車窓から~エジプト、シリア、サウジアラビア編~」が来週DVDで発売される。

去年は仕事で全く見れなかったからとても楽しみ。

フードファディズム。

Posted by hirotoshi on 20.2011 Category: None   3 comments   0 trackback
フードファディズム。
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食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じること。

1998年頃、群馬大学の高橋久仁子先生により初めて日本に紹介された。

エコとか有機栽培とか自然栽培とか耳触りの良い言葉が嫌い・・・というか苦手で
でも何がどう悪くて苦手なのかわからなかった時、この言葉、本に出会った。

高橋先生の著書『フードファディズムーメディアに惑わされない食生活ー』ではフードファディズムを次の三つに分類している。

① 健康の好影響をうたう食品の爆発的な流行
 それさえ食べれば万病解決。などと吹聴される食品が大流行すること。

② 食品、食品成分の“薬効”強調
 食品そのものや食品中に含まれる特定成分の“薬効”を強調してその接種をすすめること。

③ 食品に対する期待や不安の煽動
 食生活を全体としてとらえず、ある食品を体に悪いと決めつけたり、別な食品を体に良いと推奨、万能薬視すること。

つまるところ、「これは食べてはいけない」、「これを食べると体にいい」ということが先行し、
本来重要である「適切に食べることはどういうことか」がないがしろにされている、と指摘している。

さらにフードファディズムが生まれ、はびこる条件として次の4つを挙げている。

① 十分すぎる食料が供給されている

② 過剰な健康志向や、健康であらねばならぬという「脅迫」が存在する

③ 食料の生産や製造、流通にたいして漠然とした不安や不信感が漂っている

④ 大量の情報が提供され、論理的思考を厭う人々がたくさんいる

なるほど、日本はフードファディズムがはびこる条件がそろっている。

日本の農産物はよく“糖度至上主義”と言われるけど、これもフードファディズムの一種であるように思う。
果物ならまだわかるけど、トマトやニンジンの糖度まで測定し、これは糖度が高くておいしい!と言われても・・・と思ってしまう。トマトやニンジンってそんなに糖度が求められているのか。

フードファデイズムに陥らないために。
まずは情報を読み解きする能力“メディアリテラシー”の強化だという。

ソマリアでは干ばつにより大飢饉が発生している。
そんなところでは食料は命の糧、その有無が生死に直結する。

しかし日本人にとって食料はもはや栄養を摂取するもの、命をつなぐものとしての感覚は薄い。
それは健康のためであり、娯楽のためでありとても多様で複雑。

今一度消費者は食料の意味、役割を考えるべき時が来たのでは、と思う。

祭り二日目。

Posted by hirotoshi on 18.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
今日も朝から暑く、祭り日和。

ヨーヨーも絶好調。
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シリアの子供もかわいかったが、日本の子供もかわいい。

JICAブースの前はミニ機関車。
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遠くのステージからは歌が聞こえてきた。
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ステージで歌うのは青森県弘前市のローカルアイドル、りんご娘・・・の妹分とやらのアルプス乙女。
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個人の芸名はリンゴの品種名。
アルプス乙女という名もたしか五所川原の小さなリンゴ。

津軽弁丸出しで、歌も「リンゴのきもち」だとか「彼の軽トラに乗って」など超地元密着。
新曲は「だびょん(~かもしれない)」という津軽弁がタイトル。。
真面目なんだか受け狙いなのかよくわからない。
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途中には研修生だかも出てきて、AKBやらを参考にしてるんだなと思った。

今でこそ全国区になったAKBだけど、AKBコンセプトは秋葉原の活性化みたいなものだった気がする。たしか。
それが今では全国各地にローカルアイドルのモデルとなり、そのアイドルが地方の活性化に一役買っている。
あらためてAKB、というか秋元康ってすごいと思う。

ライブ終了後にはサイン会、握手会をやっていた。
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ポスターを買いに行かされた。
ついでなのでサインと握手をしてもらった。

汗だくになって笑顔を振りまくアルプス乙女や
マネージャーみたい人の
「頑張りますから応援よろしくお願いします!」
というこれまた汗だくになっている姿には心を打たれ、冷やかし半分で行った自分が申し訳なくなった。

それが勉強だろうがスポーツだろうが音楽だろうが頑張っている人の姿は感動を与える。

これから応援しようかと思ってしまった。

この二日間でシリア、アラブに行ったことがありますよ、という人に何人かであった。
皆一様にいい国だった、特に人がいいと言っていた。

シリアを褒められることは自分が褒められる以上にうれしい。


祭り終了時には用意したヨーヨーもほとんど品切れ。

とりあえずはひと段落。

イベント目白押し。

Posted by hirotoshi on 17.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
今回は写真を中心に。

今週末も協力隊、JICA関連イベントが目白押し。

まずは八甲田丸港フェスタ。
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17日(日)、18日(月)に開催され、JICA青森デスクでもブースを出す。

協力隊OBも朝からお手伝い。
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駅前のシンボル、八甲田丸。
前にはで店や休憩所など。
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OB会はオリジナルの半纏を着ての参加。
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10時、祭りスタート。

JICAブースの出し物。

世界各国からの東日本大震災へのメッセージ。
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民芸品販売。
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私はアレッポ石鹸とシュマーフを出した。

写真展を兼ねたクイズ。
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ヨーヨー釣り。
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1回100円だけど、クイズに答えるとタダ。

現代っ子がヨーヨーに食いつくものかと思っていたけどかなりの盛況だった。

港フェスタということで、海上保安庁のマスコットキャラクターも登場。
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しょっちゅう顔を持ち上げ換気していた。
お昼頃になると気温も会場の熱気も最高潮。
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かぶっていた帽子も絞れるほど汗をかいた。


この日は夜に帰国隊員の歓迎会&報告会があった。
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隊員OBや協力隊の応援組織の人などど20名近く集まった。
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この会は私が企画させてもらい、司会も担当した。

一人の持ち時間は質疑応答含め20分。
しかし、報告者みんな時間オーバー。

進行する立場上時間オーバーは困るけど、
やはり伝えたいことがたくさんあるんだな~と嬉しくなる。

しかし会も終わりに近づくと歓迎会の会場予約時間がせまり、気が気でなくなり、報告会に集中できなくなる。

報告会の合間に店に電話し遅れる旨を伝え、何とか20分遅れで歓迎会をスタートすることができた。

県内に残るOBは少ない。

これを機会に何とか残り、一緒に活動していければと思う。

PCM手法。

Posted by hirotoshi on 11.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
週末二日間にわたりJICA主催のPCM研修に参加しに仙台まで行った。

東北6県の国際ボランティアに関わっている団体が対象で
私はシリアのリンゴプロジェクトの関係で声をかけてもらった。

PCM(Project Management Cycle)は開発プロジェクトの計画立案・実施・モニタリング・評価のための手法で、JICAをはじめ多くの開発援助機関で用いられているらしい。

今回は計画・立案のみで、モニタリング・評価は10月にまた研修が実施される。

PCM手法はなんとなく知っていおり、いつか勉強したいと思っていた。

研修は参加者の自己紹介から始まり、講義と演習を織り交ぜたものだった。

演習での事例は仮想国の農村開発。
とある貧しい村で問題を見つけ出し、プロジェクトを形成するというもの。
ブレインストーミング的な方法の参加型ワークショップ形式で意見を出し合い、整理し、最終的にPDM(Project Design Matrix)と呼ばれる概要表に落とし込む。

手順としては、関係者分析→問題分析→目的分析→プロジェクトの選択→PDMの作成→活動計画表の作成という6つのステップ。

関係者分析ではプロジェクトに関係するであろう人、団体をグループ分け、特徴、利害関係を確認し、ターゲットグループを仮決めする。

問題分析では村が抱える問題点を挙げ、そのグループ化、因果関係を整理する。
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目的分析ではそれらの問題を解決する手段を考え、関連する手段を一つにまとめ、いくつかのプロジェクトを作る。
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それから期間、予算等の制約条件を考慮し実施するプロジェクトを選択し、PDMを作成する。

大まかにはこんな流れ。

PDM作成の手順がとてもわかりやすかった。
この手順だと問題点、その因果関係が明確になり、その解決方法も見つけやすい。
また制約条件を超えないプロジェクトにもなるだろう・・・と思う。

そういえば隊員時代もPDMを作った。
当時は試行錯誤でなかなか作れず提出が遅れ、怒られた。
しかしこの手法を知っていればスムーズに作れたんじゃないかと思う。

しかし疑問もある。
一つがワークショップの意義。
これがPCMの一番の特徴であるらしいが、ワークショップとPDM作成の必要性がわからなかった。
むしろやったら逆効果なんじゃないか・・・・とも。

いきなり日本人が村人のグループに入り、こんなワークショップなんかを始めたら「お前は何様だ!」と思われるんじゃないだろうか・・・
特にアラブのようにプライドが高い人たちの間では難しいだろな~と思う。
彼ら飽きっぽかったし。

自分が隊員時代だった時のことを思い返してもワークショップなんて開催できるなんて想像がつかない。

もう一つが最終的に出来上がったPDMの実現可能性。
これは隊員時代に配布されたPDMの記入例を見ても思った。

今回の事例は農村開発でも、「作物の収量を増加させる」といったプロジェクトを形成し、
そのアプローチが、人材育成、農民の組織化、物資の導入、販路形成の4つ。
記入例もたしかこんな感じだったし、私も最初の計画書にこんなことを書いた気がする。

しかし終わってみればこの中の一つができれば120点・・・という感じだった。

もちろんプロジェクトと協力隊とではもつ技術も予算も全く違うけど、そんな簡単なものじゃないというのが活動を終えての実感。

日本だと100進められることがシリアだと10しか進まなかった、ということも多々あった。
それは決してシリアが悪いというのではなく、それがシリアの時間の進み方。
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仕事中のおしゃべりやお茶だって、「なんで仕事をしないんだ!」と初めはイライラしていた。
それらは国、地域の発展を遅らせるものかもしれないけど、シリア人が日々幸せに暮らすためには必要なもの。
些細なことかもしれないけど、それらを奪ってまでの発展は必要なのか、とも思う。

その国の事情を理解したり、自分の頭を切り替えるのはなかなか時間がかかる。

そういった事情をプロジェクトにどう考慮するか。
なかなか紙には表しにくい。

などなど疑問も多々あるが、プロジェクト立案の手順としてはとてもわかりやすく、非常に満足。
あとは自分流にアレンジし、どう使いこなすか。
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それにしても仙台は暑かった・・・

対話反対の金曜日・・・。

Posted by hirotoshi on 09.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
昨日は「対話反対の金曜日」と名づけられた。

ハマの状況が深刻化している。

町は80台の戦車に包囲され、
市民は1982年の大虐殺が繰り返されることを恐れているという。

アメリカとフランスの大使がハマの抗議集会を視察した。
どんな目的があるのか。

これから攻撃を始めるつもりなのだろうか・・・と思ってしまう。

You Tubeにアップされる映像も凄惨さが増してきた気がする。
以前は音だけしか聞こえなかったが、最近は発砲する人の姿もしっかり映った映像がアップされている。

革命が成功したチュニジア、エジプトでは
大衆は言いたいことを自由に言えるようになり、警察に対しても恐れることはなくなったらしい。
しかしそれによってもたらされたのは、失業者の増加、物価の高騰、治安の悪化、変わらぬ汚職。

これを革命が成功した国の人たちはどう考えているのだろうか。

自由を手に入れた代償として受け入れるのか、それでもよくならない社会に不満をぶつけ続けるのか。

しかしこのアラブの大政変で一番の恩恵を受けているのが皮肉にもイスラエルらしい。
中東各国は自国の統制で精いっぱいでパレスチナ問題にまで目を向ける余裕がなくなってしまった。

シリアは表向きにはイスラエルと対峙するアラブで最後で唯一の国。
パレスチナ問題が未解決にもかかわらず、
エジプト、ヨルダンなど他のアラブ諸国はイスラエルとの関係を改善させてきたが
ゴラン高原という直接的な火種を抱えてる影響か、シリアはいまだイスラエルとは準戦時下にある。

最後までイスラエルと戦うシリアにシリア人は誇りを持っているし、
そんなシリアを引っ張る大統領をシリア人はみな尊敬していた。
少なくとも私の周りでは。

きっとアラブの混乱の長期化がイスラエル、アメリカの望むところではないか。
この政変によりイスラム色が強い国家が誕生してしまえば、中東でのイスラエルの立場はさらに弱くなるし
実際強固な組織力を持つムスリム同胞団が政権を奪う動きもあるようで。

となるとこの混乱に乗じて盤石な国家体制を築きたい、というのがイスラエル、アメリカの本音ではないか・・・
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講座。

Posted by hirotoshi on 07.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
今年は結構機会をいただき、協力隊での経験を発表させてもらっている。
これまで中学校1校、高校2校、これからも2回ほどすでに予定されている。

いただくテーマにもよるがかなりの時間をシリアの紹介に費やしている。

国際協力といわれても協力隊しかしらないし、他の国の現状なんて知らない。
しかし2年間も生活したシリア、かなり深くまで話すことができるし、一人でも多くの人にシリアのことを知ってほしい。
これも隊員OBの重要な役割だと思う。

発表はパワーポイントで行うが、なるべく現地の物を持っていくようにしている。

まず恰好、ベドウィンの衣装を着る
インパクトはあるが、結構暑く、発表前の生徒の視線が非常に痛い

フッラちゃん人形
女性の衣装はもってないのでフッラちゃん人形で代用
失笑は起こるがそこは想定内

シリアのお金
見慣れない数字に驚く

アザーンが流れる目覚まし時計
まずは笑われるが、これがとても神聖であることを説明すると静まる

コーラン
どこから見たらいいのかで迷う


パワーポイントで最も食いつきがいいのは『シリアのアニメ事情』。
シリアではたくさん日本のアニメが紹介されているが、とりあえず独断のランキングでベスト5を紹介している。
私の中では

5位・・・名探偵コナン
4位・・・ワンピース
3位・・・ポケットモンスター
2位・・・キャプテン翼
1位・・・サスケ

あくまで私の独断ですが。

1位はドラゴンボールやドラえもんだと思っている生徒がほとんど。
それがサスケって・・・私も知らない・・・けどシリア人は皆知っている。

いつだったか、サスケを知らないと言ったら見せてくれた。
しかしアラビア語の翻訳版。
日本のアニメだし言葉が違っても理解できると思いきやさっぱりわからない。

日本のアニメを見てるのに周りのシリア人が笑って、自分一人だけがわからない、という奇妙な経験をしたこともある。


講座の最後は中東問題。
私も専門家ではないので詳しくは話せないが、その概要、シリア人がどう感じているのかは伝えることができる。
もちろん進行中の反政府、民主化運動についても触れる。



シリアについては知らなかった、という人が大半を占める。
知っていても危険な国であるというイメージが強い。


7月5日、ハマで治安部隊の発砲により22人が亡くなった。


危険な国であるというイメージをもたれるのはもはやしょうがない。
しかし危険な国というイメージがシリア、アラブ文化への興味、知る妨げになるのが非常に残念。

とりあえず私の話がきっかけに少しでもシリア、アラブについて興味を持ってくれれば・・・と思う。

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休日の親父。@ハマ

これからは省エネ住宅の時代?

Posted by hirotoshi on 06.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
某大手建材メーカーL社のの勉強会に行ってきた。

テーマは『省エネ住宅』。

初めて知ったのだけど、『2020年までに新築住宅・建築物の省エネ基準適合が義務化』されるらしい。
それにあたりL社でも省エネ建材に力をいれるようで今回は

① 風の上手な取り入れ方
② 太陽光発電

がテーマだった。

窓の位置、高さ、取り付ける位置、向き、ベランダの有無など風の流れは様々な要因に影響され
その違いをコンピューターのシュミレーションだかでわかりやすく比較、説明してくれた。

太陽光発電に関しては他社比較で価格や効率で勝ることや、すでに導入し電力を販売までしている例を紹介するなど
事前知識ゼロの私にとっては効果抜群。

講師も話が上手でパワーポイントもとても見やすく、L社製品の紹介も押しつけがましくなく非常にさりげない。
さすが大手メーカーの営業マン。

約3時間の勉強会だったのだけど終わるころには、
「これからは省エネ住宅の時代だ!」
とすっかり感化されてしまった。

帰って会社でそのことを話すと、青森では厳しいんじゃないかとのこと。
日照時間が短いことで元が取れるほど電気を生産できなかったり、積雪の影響でメンテナンスが大変だったり。
たしかにその辺はしっかり見極めなくてはいけない。

震災の影響で防災関連商品の売れ行きはすさまじいらしい。
発電機も高額にもかかわらず半年待ちだとか。


太陽光発電なんてきっとこれから需要が高まるんだろうな~と思う。

もうすぐラマダン・・・。

Posted by hirotoshi on 05.2011 Category: None   0 comments   0 trackback

「追放の金曜日」と名づけられた先週金曜日のデモ。
28名の死者が出たらしい。

日本での報道もすっかり小さくなり、ニュースを探すのもなかなか難しくなってきた。

ドバイに出稼ぎに出ているシリア人の友人によると
私の活動先があるナシャビエでも7名が殺害されたらしい。

もう一つの活動先だったスルガヤも大変だろうと思う。
レバノンとの国境にある村だし、
スルガヤの手前の町、ザバダーニでも大きなデモが起こっているみたいだし。

スウェーダは一向にわからない。
メールをしても帰ってくる返事は「前よりもよくなっているよ。心配するな。」

ダマスカスが非常に静からしい。
検問やらで未然に大規模な反政府デモを徹底的に取り締まっているとか。

活動先の同僚からデモ(親政府側)に参加している写真が送られてきた。
いつぞやの超巨大国旗を掲げたデモ。
悲壮感などまるで感じられない。

某バラエティー番組で大学の先生が中東の民主化運動について解説していた。
事実なのかもしれないけど、鵜呑みにしてしまうとシリアなんて行きたくなくなるような内容だった。

悪いニュースばかりではない。
「シリア北部の古代集落」が新たに世界遺産登録された。

6月に行われたシリアの国際ピアノコンクールで日本人が最高位を受賞した。
そんなコンクールがあったこと、こんな時に日本人が参加していたこと、それがニュースになっていること、いろいろびっくり。


そういえばもう少しで今年もラマダンが始まる。
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今年も暑くて長い・・・