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真実は・・・

Posted by hirotoshi on 26.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
もう戻れないところまで来てしまった・・・

先週の木曜日、シリアで48年ぶりに臂臑事態法が解除された。

しかし翌金曜日、民主化運動が始まって以来の大規模なデモが起こり、
今までで最も多い、100人以上の人が亡くなった。

昨日月曜日にはダラアに戦車、兵士まで投入された。
その映像は戦争さながらで、単なるデモ鎮圧に見えない。

武器を持たない国民のデモになぜ戦車まで投入する必要があるのか。

この時代、武力でデモを鎮圧し、国を治めるなんて浅はかな気がする。
デモ鎮圧のための武力行使なんて、リビアでの前例もあるように国際的な理解を得られるわけないし
シリアの孤立をいっそう強めるだけだ。

それでもあれほどの武力を行使するのは、やはり政府のようにデモをあおる武装勢力いるのだろうか、と考えてしまう。


そしてこんな非常事態にも関わらず大統領が姿を見せない。

最後に見たのは、3月に行われた演説だったと思う。

なぜ出てこないのか。

もしかしたら、大統領も政府内部の反対勢力に押さえ込まれているとか・・・
大統領の親せきでも悪い集団がいるらしいし。

平和だったシリアで、たとえそれが本音でなかったとしても
あれだけ大統領のことを好きだと言っていたシリア人を見てきたので、どうしても大統領擁護の目で見てしまう・・・

それ以上にやはり真実が見えない。

大工さんとおばあちゃん。

Posted by hirotoshi on 22.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
「網戸が壊れたから直してほしい。」
という依頼があった。

お客さんは70歳くらいのおばあちゃん。

大工、Aさんと一緒に現場に行き、採寸、材料、段どり等の打ち合わせをした。
私は横で見てただけだけど。

おばあちゃんの家もそのAさんが建てたもので、
「何かあればいつもお願いしてるのよ。」
とおばあちゃんが嬉しそうに言った。

現場でも、
「この階段の手すりもAさんにつけてもらったのよ。丈夫で素敵でしょ。いつもお客さんにも褒められるのよ。」
といろんな場所を見せてくれた。

大工さんも自分の仕事にこれだけ思いを持ってもらってうれしいと思うし、
横で見ててとても暖かさを感じた。


昔は大工さんも“大工様”とまで呼ばれ、敬意を払われていた時代もあったと聞いた。
しかし、最近では“大工”とまで呼び捨てにされるほどになってしまったという。

大工さんと施主さんの関係も商売上での関係以上になることもなく非常にドライになる傾向があるらしい。

その良し悪しはわからない。
もしかすると商売上合理性を欠く場合もあるのかもしれない。

でも私はこのAさんとおばあちゃんのような関係を築けるような仕事をしたいと思う。

選挙・・・。

Posted by hirotoshi on 10.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
選挙の手伝いに行った。

町内でなかなか人が集まらなかったらしく声がかかった。
こういう時こそ若者の出番!と思うのだけど。

一日中投票所にいたけど、選挙に来るのは高齢者ばかりだった。
若者はほんと数えるほど。

少子高齢化社会、地方での就職難。
若者がいないだけなのかもしれない。

満20歳以上の男女に選挙権が与えられるようになったのが1945年。
生まれながらにして20歳になれば自動的に選挙権が与えられる私たちと
そうではなかった高齢者とでは選挙権の重みも違うんだろうな、と思った。


シリア情勢はまだ落ち着きを見せない。

チュニジア、エジプトと違う点の一つは
政府支持側の国民も多数いる点ではないか。
反政府勢力が圧倒的多数だったチュニジア、エジプトは大統領の辞任で混乱ひとまずは収束するんだろうな、
とニュースを見つつ思ったけど、シリアはわからない。

長引いてるせいで使者も増えている。

民主化、自由を求めるているが、
それが必ずも幸せにつながるとは限らない・・・と今の日本に思う。
私はシリア国民ではにないので、現在のシリアの体制がシリア国民にとって不便なものかはわからないけど
外から見るぶんには日本より幸せだと思った。

何が幸せか、なんて哲学的な問いに答えはないだろうけど。

しかし、やはり今のシリアには今の体制が適しているのではないか、と思った。
パレスチナ問題を筆頭に中東は多くの複雑な問題を抱える。

それらの問題に対し、国としての方向性、立場を明確に示し
国民を率いていくにいは強権といわれようと強いリーダーシップを持つ人が必要だと思う。

それが外れてしまい、国民が好き勝手主張するようになってしまえば
それこそイラクみたいにテロが頻発する国になってしまうんじゃないかとと思う。

町中で監視する秘密警察だって、シリア国民にとって不便もあるかもしれないが
テロリストから国民を守ってくれている、と思えば心強い。

「被災地の方には、簡単に励ましのことばはかけられませんが、
皆さんに心の余裕が出来たころ、音楽を届けに行きたいと思います」
と坂本龍一が語っていたというニュースが投票所のラジオから流れた。

被災地復興運動は国、分野を超え広がっているけど坂本龍一のこの言葉が一番しっくりときた。


投票が終わったのが20時。

椅子に座りながらずっととこんなことを考えていた。
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アブダビ国際空港@アブダビ

支援・・・。

Posted by hirotoshi on 07.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
今週は営業に同行させてもらっている。

営業の仕事は
工務店からの建築資材の受注、納品
新商品の紹介
図面をもらって資材の見積もり作成
など

ほかにもたくさんあると思うけど、今認識しているのはこの3つ。

しかし、仕事を継続的にもらうのも並大抵なことではないらしい。

とくに小さな問屋では価格面で最近進出する大企業に勝つのは難しい。
とにかく信頼ときめ細かなサービス。

~さんだからお願いしている、という工務店も結構ある。

私は津軽弁を話すし聞き取れるけど、現場を回ると半分くらい話が通じない。
現場の大工さんの津軽弁はすごい。

さらに建築用語も混ざってくるので何を言ってるんだかさっぱりわからない。

こういう人たちと向かい合えるのも、地元に寝ずいた小さな会社だからこそできるんだろうなと思う。


しかし、建築現場における震災の影響は深刻だ。

多くの資材会社が岩手、宮城、福島にあり被災している。

多くの現場では仕事がストップしている。

できるところまででも作れば・・・
と思っていたけど、そうもいかないらしい。

資金繰りの問題で。

一つものが来ないと、結局納期が遅れお金が支払われない。
すると資材を買うお金も仕事を発注するお金も払えないため、ストップせざるをえない。

このままだと大工も建材屋も食いっぱぐれてしまう。

まだ在庫で乗り切れており切迫感はないけど。


工務店でも施主に手に入る材料で・・・
とお願いしているらしいが、なかなか首を縦に振ってくれないらしい。

一生の買い物だし気持ちもわかるけど、
これも支援だと思って納得してくれないかな、と勝手ながら思う。
IMG_0344.jpg
太陽の神様の神殿があったとか・・・@カナワット。

デモの様子。

Posted by hirotoshi on 04.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
You Tubeを見るとシリアの動画が毎日アップされている。

反政府側と親政府側のデモ、どちらも見ることができるがその様子は全く異なる。

反政府側のデモは銃声が響き、人が傷つき、叫び、逃げまどい映像から怒り、悲しみを感じる。
しかし親政府側のデモは国旗を振り、大統領の写真を掲げ深刻さを一切感じない。
やっぱり官制なのか。
規制するのであればどちらも平等にやるべきだとも思うけど。

こうも様子が違うものかとも思うが、エジプトやリビアであったように反政府側と親政府側とでの直接の衝突、国民同士でぶつかり合う事態には至ってないらしい。

今回の運動、アメリカやオーストラリア、スウェーデンなど世界各国でも行われている。
しかしYou Tubeにアップされているのはすべて親政府側。
しかも、音楽をかけ歌ったり、踊ったりしているものもあり、一目ではお祭りや結婚式と大差ない。
どうしてこうもお気楽なのか。
海外で仕事してる人って裕福で、政府に対してもそんなに不満ないんでしょうね。


シリアで反政府、民主化運動が始まってから何人かの現地在住シリア人話を聞くことができた。

隊員時代の同僚ワーエル。

彼は確かバース党員で、もちろん親政府側。
今回の問題が宗教対立に発展することを非常に危惧している。
それはワーエルがシリアでは少数のキリスト教徒であるこに由来するからであると思うし、
実際そういう風に考える人もいるらしい。
また職場に今回大規模デモが起きたダラア出身の同僚がおり、やはり彼とは意見が対立するとも言っていた。

ハラン村の友人ムハンマド。
彼は今ドバイで仕事をしているが、悪いのは前大統領の側近で現大統領は頑張っているとの見解。
そしてプロジェクトのカウンターパート、Dr.Yosef。
彼からはすでに今回の問題は政府のコントロール下にあり、すぐに収束するだろうと非常に冷静。

見方も三者三様であるが私が最も興味があるのはスウェーダでの反応。

それはプロジェクト実施地域であるからという理由ではない。
今回の反政府運動が南部のダラア、首都のダマスカス、北部の大あ都市アレッポ、西部の町カミシリ、ハッサケ、そして大統領のおひざ元ラタキアまでで拡大しているのに、スウェーダで起こっているというニュースはまだ見ていない。

スウェーダはイスラム教ドゥルーズ派というシリアでも少数派の人々から形成され、他の地域とは異なった独特な県民性を持つ。

スウェーダでデモが起こらないのはただ報道がされていないだけなのか、それともその独特な県民性が関係あるのか。

それとも他に理由があるのか。
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遺跡ではしゃぐシリア人。「小さいころ柱の上に上ったんだぜ。」と自慢してました。@カナワット。

仕事、震災、シリアなど・・・。

Posted by hirotoshi on 02.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
小雪舞う・・・というか軽い吹雪の青森。

春はまだまだ先。

仕事二日目。

会社での仕事内容はまだ決まっておらず
とりあえず広く浅く覚える、というのが今の私の仕事。

今日はひたすら経理を教えてもらった。

私が今の会社で身につけたいスキルの一つが経理。

とはいっても経理がなんたるかすらまだわかっていなのですが。

農業にしろレストランにしろ
きちんと経営できるスキルがなければ長続きしない。

経営状態を把握し分析できるようなスキルを身につけたい。

そのための一歩が経理だそうで。


それと並行しつつ始めたのが建築の勉強。


家の断面図の模式図をもらった。

その図には家に使われている資材の名称がかかれていたが
聞きなれない言葉がほとんどで、中には読めないものすらあった。


まずは漢字の勉強・・・そこからスタート。


夕方、シリアでのプログラムの報告、プロジェクトの打ち合わせのため青森県のJICA関係者と会った。

今回の震災、青森のリンゴ産業にも影響があるようで、今青森のリンゴ輸出業者は輸出を控えているとのこと。

原因はやはり放射能汚染。

輸出してもしも基準以上の放射能が検出されれば、すべてこちら負担でリンゴを回収しなければならず
それくらいなら・・・ということで輸出を控えているらしい。

これから輸出を強化していきたいという矢先、
実際汚染されていなくても相手国の買い控えがはじまるかも知れない。

そうなるとさらに追い込まれる青森のりんご農家。

そしてプロジェクトへの協力なんて・・・という人も出てくるかもしれない。


さらに追い打ちをかけるようなシリアの情勢不安。


そんなシリア情勢、今日もデモが行われ人が死んでいる。
しかもなんとドゥマでも発生したようで。

ドゥマには節水灌漑の専門家の事務所が入るGCSAR(科学農業研究総局:中央の農業試験機関)がある。

土曜日だから仕事はないものの週明けからの仕事にも影響はでてくるでしょうね。
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GCSARの入口@ドゥマ。

4月になって・・・。

Posted by hirotoshi on 01.2011 Category: None   0 comments   0 trackback
4月。

仕事が始まった。

いきなりだが、仕事がピンチらしい。

震災の影響で建築資材の工場が被災したり、
発注していた資材が流されたりで全くものが来ない。

あったとしても、被災地の仮設住宅や住宅の修繕に優先的に回されるらしい。

営業担当者は電話をかけまくって少しでも卸してくれる業者を探していたがなかなかない。



地震が起きた日、私はシリア行きの飛行機だった。
10日の夜に出発し、ついたのが11日の13時(日本時間20時)。

着くなりタクシー、ホテルで
「大きな地震があったけど大丈夫か?」
と声をかけられ、始めは何のことかさっぱり分からなかった。

状況をはじめて知ったのはホテルのテレビ。

CNN、BBCはおろか、シリアの国営放送でも日本の地震のニュースをやっていた。

翌日の新聞でも一面に日本の地震の記事。

よく無事にシリアにこれたな、と思う反面来てよかったんだろうかとも思ってしまった。

活動で会うシリア人も一言目には地震のこと。
ほとんどの人はお見舞い申し上げます的なことだったけど
中には日本じゃなくてアメリカに津波が行けばよかったのに、と
あまり笑えないシリアンジョークをとばす人もいた。

しかしそんなシリアも今では世界の注目の的。

反政府デモもとうとうダマスカス、そしてシリア東部のクルド人にまで波及した模様。

それに対し大統領の対応は、非常事態宣言解除やデモ参加者の死亡状況を調査する委員会の設置を命じるにとどまる。
何年も前から同じことを聞いてるよ、と言う人も多いらしい。


エジプトの時もそうでしたが、今回のシリアの場合もアメリカの立場は微妙だそうで。

反米国家を倒す絶好の機会ではあっても、
イランやレバノン、パレスチナ問題に深く関与し、各勢力の利害の“結節点”となってきた現政権。
これが崩壊すれば、地域が一気に不安定化しかねないと警戒しているそうです。

支援してると思いきや、シリアがヒズボラやハマスのストッパーになってたんですね。
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日本の震災の記事@アラブの新聞